事例紹介 門司 三宜楼(さんきろう)

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弊社施工事例 三宜楼(さんきろう) (屋根・瓦)

三宜楼(屋根・瓦)

三宜楼(さんきろう)について

(1)母屋

  • 既存瓦は山口県周南市新南陽町の富田瓦(とんだ)です。
  • 寸法257mm×195mm 65枚/坪 深切り面取 いぶし瓦です。
  • 富田瓦は明治~大正が最盛期で、北九州、広島、朝鮮まで西日本屈指の生産をしていました。新南陽民族資料展示場に展示され、岩国城の鯱鉾(しゃちほこ)が代表作です。
  • 野地板は、バシ板 杉皮 どろ葺き施工です。
  • 1930年(昭和5年)の建物の瓦としては、過酷な立地条件(塩害、風災、凍害)にあっても程度の良い状況です。
  • 玄関の鬼瓦は、鯉・獅子・牡丹・波、家紋は桔梗です。

(2) 玄関・塀・門

  • 寸法200mm×130mm 126枚/坪 特注小判深切り面取 いぶし瓦です。
  • 塀と門の軒瓦にも桔梗紋があります。
  • 桔梗紋は可憐な姿がいかにも優しい女性的な為、女紋とされ、代表紋として明智光秀、加藤清正、坂本龍馬があげられます。

三宜楼(さんきろう)施工のポイント

三宜楼瓦部分

1施工への配慮と瓦の生け捕り(鬼瓦等の再利用)

過酷な立地条件(塩害、風災、凍害)にあっても程度の良い瓦が多く残っており、歴史的な価値に注目し既存の瓦を積極的に活用しました。

また、ハリケーン地帯でも屋根材が飛ばないと評価されているポリフォーム工法を導入することにより、「強度の向上」「下葺き材に傷をつけない施工」「瓦表面を傷めない施工」を実現しました。

2木造3階建ての歴史的建築物 三宜楼への配慮

建物表側には古い燻瓦を使用し既存の表情を維持し、建物裏側にはハイブリッド瓦(軽量屋根材KMEW ROOGA)を使用。建物全体の総重量を軽減し、建物の重心を低くする施工を行いました。

3遮熱材リフレクティックス・断熱塗料ガイナの活用

鬼瓦に耐久性を持たせる為に断熱塗料ガイナを塗布、そしていぶし瓦の持つ色合いにもこだわりました。更に優れた遮熱性能に優れたリフレクティックスを使用し、三宜楼内の快適性に配慮しました。

4風雨対策

雨漏りへの配慮の為に特殊下地で3ヶ月間おき、瓦・屋根材施工後の状態を継続的に確認しました。更に風速15メートルという強風を受ける立地において、瓦・屋根材が安定した状態であることも確認させていただきました。

結果として、延べ人員500名を投入、期間6ヶ月間の大規模な施工となりました。

工事概要

工事名称 旧三宜楼建物補修工事
工事場所 北九州市門司区清滝3丁目6-8
工期 平成24年10月15日~平成25年10月10日
発注者 北九州市
工事設計監理 北九州市建築都市局建築部建築課 (株)青木茂建築工房
工事施工 (株)首藤工務店
屋根施工業者 (株)門司洋瓦
工事内容 屋根瓦の生捕り撤去 土及び杉皮の撤去 防水紙張 瓦葺き(既存瓦利用)

施工詳細

・ポリフォーム工法+ハイブリッド瓦
施工内容 各部分 修復前 修復後
現状と同様に補修 地瓦 28t 28t
地瓦ドロ 28t 5t
本棟 9.8t 2.4t
隅棟 2.5t 0.7t
降棟 7.2t 2.8t
副資材 1t 1t
合計 76.5t 40t
52%軽減

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