幾分専門分野のお話になりますが、屋根と瓦の工事の分野には一般社団法人 全日本瓦工事業連盟(通称:全瓦連)という信頼できる瓦工事業者の全国団体があります。勿論、門司洋瓦も加盟しているのですが、全瓦連では最近特に話題の太陽光パネル設置工事について、施工の品質向上の確保を目的としたガイドラインを提起してます。
瓦業界が考える発電システム工事のポイントとは
- 施工品質の向上
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- 防水性:既存の屋根材への設置が雨漏りの原因となる場合があり、屋根・瓦の施工を熟知した職人が適切な取り付け工事を行う事が必要。
- 耐震・耐風性:地震や耐風によって発電パネルが不安定な状態に陥る事や脱離しないように確かな工事が必要。
- 設置工事の事故防止:屋根を始めとする高所での作業経験を要する施工においては、充分に経験を積んだ作業専任者が工事を担当する事が適切。
- 既存住宅にシステムを設置する場合の留意:既存の住宅の屋根の状態を適切に判断(補修が必要か否か)を事前に診断する事が重要。
太陽光パネルは10年~15年の設置後運用を前提にご計画される方が多いかと思います。長い期間皆様が過ごす建物の屋根に設置する事になる太陽光パネルについては、工事技士の資格や瓦屋根診断技士の資格を持つ者が判断・施工する事が重要であると門司洋瓦もご提案しています。